６月13日

10:00、14:00　学校公演

 

解説

「閃光はなび　〜刻（とき）の向こうがわ〜」カットVer。

 

少しばかり、心配だった学校公演のはじまり。

なにが心配かって、一般公演より少ない人数で、人形チームはやっていかなければならないこと。

それでも、いつもできるだけ、同じ役でも、主を遣ったら、次は左などと

みんながどこもできるようにという思いもあるため、

ずっとお稽古してきた人形とは違う人形のお手伝いしたり、かいしゃくしたりも多い。

直前に、人がいない！ってあわてないように、細かく確認してゆく。

 

それから、学校公演は、「三番叟」etcないかわりに、

解説が入る。

鹿のジョーちゃんが「あれはなに？」とか聞いてく役。

人形は、桂ちゃんという娘人形がお相手をする。

さらに、大夫さん、三味線さん、おはやしさん・・。

ジョーちゃんと桂ちゃんはおはやしゾーンのうしろから、声をあてます。

ちなみに私は桂ちゃんの声をやります。

今年は、各回、何人かずつ、人形、大夫、三味線、おはやしと

生徒さんに体験もしてもらうので、

そのあたりも流れとか動きを確認する。

 

開演１時間半前に楽屋入りしたけど、

そんな打ち合わせ作業をしているうちに、時間はすぎてゆく。

 

開演３０分前。

「ちょっといいかな。」と呼び出しかかる。

なんだろ？？

「今、電話があって・・」

師匠のお１人からお電話あったそうな。

それで、解説変更した方がよいかも。可能ならって。

今まで桂ちゃんの声をかげからいれてたけど、

舞台に一緒にでて、マイクでやったらどうかな、とのこと。

「可能だけど、台本見ていい？」「いいよ。」

「かっこは？」「黒衣じゃない方が・・」「え、このかっこ？？」

ま〜、人形の体験コーナー進めるのは近くにいるほうがやりよいかも。

 

で、結局、なんだかそのまんま人形チームのジャンパーだけはおって、

マイクもって、舞台でたのでした。

桂ちゃんしゃべってるふうと、私自身と、なんかごっちゃっぽいけど、ま、いっか。

そんなこんなで、最後は、幕の内から、

ジョーちゃんを「一緒にでない？早くいらっしゃい！」と誘って終了。

 

そして「閃光はなび〜刻（とき）の向こうがわ〜」へと続いてゆく。

 

小学生、

ＵＦＯが飛べば、「わ〜っ!!」

幕がざっと下に落ちて、場面がかわれば「お〜っ!!」

花が咲けば「咲いたっ!!」（まんまやけど・・）

星がきらめけば、みんなが上を向き、

とにかく１コ１コ反応してくれるからおもしろい。

ＵＦＯ飛ばすお兄さんとも「飛ばしがいありますね〜」ってお話してたのだけど。

中学生は、宇宙人に１番反応してたかな〜。

９日の公演のときは、静かな場面のあとの、いのしし親子が笑いをとってた。

 

舞台上から見る星も、立つ位置によって、

入る役によって、見え方がちがうんですよ！

今日手伝った役の場所からは、と〜ってもきらめいてた！

 

舞台稽古では、どさって落ちてきた桜の花びらも、その後、はらはらと美しく降ってくるようになり、

もくもくと人形を攻撃していた、１回○万円のドライアイスも、

人形さんとの関係がうまくいくようになり、

少しは落ち着いてきたかな。

けど、あしたも１回１回の打ち合わせが勝負！

私も、直前特訓お願いしてるとこあり。

がんばろ！

 

写真は、お顔がよく見えないけど、桂ちゃんと、

「閃光はなび」にでてくるうりぼう。いのしし子供くん。

桂ちゃんには彼がいます。

心中までしようというほどの仲なのさ！

 

　　

（photo by tuji）

 

 

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