屋久島いってきました
〜縄文杉に逢いたい!〜

2003年10月21日(月)〜23日(水)

 

屋久島へいこう!縄文杉へいこう!

そんなこと、半年前には私のどこにも思いつきもしないことでした。

それが実現してしまい、無事に縄文杉にも逢えるなんて!

屋久島、よいとこでした!

 

1日目 屋久島 〜たびだち〜

2日目 縄文杉 〜逢いたい〜

3日目 鹿児島 〜さよなら〜

 

10月21日(月) 〜たびだち〜 

9時に空港でこのたびの発起人、Kちゃんと待ち合わせ。

なぜか2人ともちょっとばかり緊張している。

あした無事にのぼれるかな〜なんてこと話したりしつつ、

機上の人となる。

鹿児島着。

リムジンバスとタクシーをのりついで、高速船トッピーのでる埠頭へ。

タクシーのおじちゃんは明るい。

桜島がど〜んとある。すごい存在感だ。

船・・私のイメージは甲板で海の風に吹かれ、寒いかも、なんてもの。

けれど高速船というのは80kmもでるから高速船。

甲板にでれるようなものではなく、どちらかというと

飛行機に近い状態でした。

2時間半ほどで、種が島を経由して、いよいよ屋久島がみえてきました。

・・・すご〜い。

ちょっとばかり、威圧感を感じます。

種が島は平べったいんだけど、屋久島はごつごつ。

山また山・・山が重なってる。

海にむかってなだらかに・・じゃないのです。

でん!と、そのまま山が海に浮かんでるみたい・・。

いよいよきたんだ〜。あしたはほんとにのぼるんだ〜。

屋久島におりたった私たちは、ガラガラと荷物をひいて

ホテルへ向かう。

シーサイドホテル屋久島は、宮之浦埠頭のすぐそば。こじんまりとしたホテルです。

あしたお世話になるツアーの会社に連絡すると、

なかなかやさしそうな感じ。・・だったらしい。ちょっと安心。

ホテルの庭へでたところはひろびろと芝生。どんどん降りてくと、

あらあらもう海です。岩場。しばらく海を感じてみる。

     

今日はとにかく明日へむけて、早く寝ようね〜。

おいしくかになどいただいて、大浴場は貸切状態でのびのびと。

あしたの今頃は、笑顔で乾杯できたらよいね〜。

ガイドさんこわくなかったらよいね〜。

一緒にいく人、屈強な人ばっかりだったらどうしよ〜なんて話しつつ

あしたのリュックも準備して眠りにつく。

 

10月21日 〜逢いたい〜

3:30 起床。

4:50、ロビーで、お弁当うけとって、ガイドさんとご対面!

おっきくて強そうなガイドさん。

心配・・・みたいなことを私たちが言ったのだったか、ガイドさんが

「気力があれば大丈夫。体力より気力でのぼるところ!」とおっしゃる。

「気力だけはあります!!」な私たち。

一緒にのぼることになるご夫婦あらわれる。

普段からよく歩いてそうな感じ。

ついで、母娘ペアがあらわれる。

慣れてそうな感じだ〜。

どうしよう。私たち大丈夫かしら??

期待と不安を胸にマイクロバスにのりこんだ私たち。

あとは野となれ山となれ・・。

ま〜っくらな中のドライブ。

あした自分で車運転して走る道だからみとこうと思うけど、

まっくらでなんにも見えませぬ。

でもね、空はきれい。

窓ごしでも星がい〜っぱい。

な〜んて思ってるうちに、落石箇所へ。

途中ガイドさんから聞いたのだけど、

この前の連休、大雨で、船とかも欠航。ツアーも中止。

そんなこんなの雨の影響で、1週間前に落石があったそう。

それで、今、そこの場所は県の職員がみはっていて、

目で落ちてこないなと確認して車を通しているのだそう。

ただでさえ、警報がでたら即ツアーは中止なのに、

今日は、ひどくなくても、降ってたらきっと中止になっていたらしい。

よいお天気でよかった〜。

しかも、あす、あさってはその落石箇所の工事のため、

道が通行止め。縄文杉ツアーは中止なのですって。

ほんとに微妙なタイミングだったのね。

これはのぼれって神様があとおししてくれてるんだわ〜きっと。

と、すっかりその気になる。

でもまだ職員さんこなくて通れないので、待ってる間に

お弁当を食べることに。朝ごはんです。

車から降りると、うわ〜、きれい〜っっ!

「流れ星だ!」って母娘ペアの娘さん。

なんかいいことありそうなはじまりでした。

ここで皆さんともお話して、

みんなそんなにレベルもかわらなさそうと判明したのでありました。

ご夫婦は明石の方。私たちと同じ飛行機、同じ船で到着したらしい。

母娘さんは千葉の方。成田からの飛行機とプロペラ機での到着。

プロペラはかなり揺れて気分悪くなられたとか。

「職員さんがきた」とのことで、出発体勢。

1台ずつ通すのでさらに待ってるあいだに、

車の中でコースの説明なんかも聞いて、いよいよだ〜って感じです。

なんだかわくわくしてきた。

おちてきた岩がまだ道端にあったのだけど、こんなのが!ってほど大きいものでした。

そうこうするうち荒川登山口到着!

6:20 準備体操をしていよいよ出発で〜す!

ちなみにこの体操中、ガイドさんチェックにひっかかった方、6名中2名。

みてはるな〜って思ってたんですよね。

コースは、まずはひたすら続くトロッコ道、8km、高度が600mから900mへ。

ここを2時間半から3時間でのぼります。

そのあと、3km。高度が900mから1300mへ。

これを1時間半から2時間であがります。

おおまかにはこんな感じのコース。

屋久島は高度差があるので、北海道から九州までいろんな気候があるのです。

今日は広島から北海道くらいかなって。

トロッコ道へと入ったわたしたち、今日の一番のり??

準備もすばやくガイドさんに喜ばれる。

トロッコ道は枕木がかなり自由な幅でおいてあり、

だいたいは、1本を1歩でいくには狭く、2本を1歩でいくには広いので、少々歩きにくい。

トンネルなどもあって、真っ暗〜って思ってると、自動で照明がつくようになっていたり。

川にかかってる橋状態の線路もいっぱい。

たまには落ちるヒトとかいないのかしらと思いつつ歩く。

   

*(左)トロッコ道。枕木の上に板をおいてくれてる優しいバージョン*

*(右)それでも下が川か谷の橋状態になると、なかなかこわいものがあります。*

 

ガイドさんが花とか木とか、時々立ち止まって説明してくださる。

わ〜いと思って、そのあと、同じ花を自分でみつけようと

よそみをするとつまずく・・こんなことのくりかえし。

花がいっぱいなのは、5月頃らしい。

6月はほとんど雨で中止も多い。

夏はあつくて汗いっぱい、特に今年は人も多くて、ゆずりあいもいそがしい。

今日はすばらしくよい気候。さわやかで、ちょっと涼しめで。

1ヶ月35日雨が降るというところなのに、ほんとによいときにきたみたいです。

そうだ。途中で鳴き声が聞こえてきました。

「鳥??」「あれは雄鹿。恋の季節の鳴き声。」って!

滝が見えたり、集落あとがあったり、

「このスミレはほんとは5月に咲くんだけど。」というかわいいスミレにであったり、

なんとかキクというのもあったな〜。食虫コケ?も。

ヤマグルマという木は上にいくと杉にしがみつくようになっていて、シメコロシ?と呼ばれているとか。

いろんなことおそわりました。ヒメシャラはもっと上のほうだったかな。サザンカも咲いてました。

トロッコも現役で走ってるので、ちらっと見かけました。

歩いている線路も走るので、トロッコきたらよけるように、なんて指示もありつつ。

 

そうそう。そもそも屋久島というのは花崗岩でできた島。

その上に土があって、植物が育っています。

江戸時代に杉が伐採されたのだけど、まっすぐなところしかつかわないので、

足場をくんで、わりに上のほうで切っています。なので大きな切り株が残っていて、

その上にコケが育ち、種が芽をだし、あらたな木が育ってゆくんですね。<切り株更新>

ほかにも倒れた木にも木が育ち<倒木更新>、

あるいは立ってる木にもツツジだとかが育ちます。<着生>

花崗岩でできている島だから、少ない土の部分より、そういうところの方が栄養もあって、

育ちやすかったりするのですって。

ここにしかないのじゃないかというほど、おおきなモミの木もありました。

モミの木は水がとっても必要な木らしい。雨が豊富だから、こんなにそだつのね。

とにかく雨のふりかたが半端じゃないところ。

木が倒れると、そこに光が入り、あらたな植物が育つ。

ちなみに1000年以上育った杉を屋久杉、それ以下は小杉とよびます。

なので、江戸時代の切り株などの上に育った杉はまだ数百年なので、

まだまだ子供。小杉たちなのです。

苔むしていて、木の上に木、この風景は見ないとわからないくらい、独特な風景でした。

 

途中、「三代杉」に出逢い、

*三代杉の中*

 

ちょっとだけ急なショートカットな道もとおり、

そうこうするうち、長かったトロッコ道も終わりをつげます。<9:10>

ガイドさんのすぐうしろを歩いていた私、

線路に、歩きよいようにおいてある木の板にたびたびけつまずくため、

少々目をつけられる。頻度高いって;

しばし休憩ののち、さらに上へとむかいます。

 

ここから2分大変なとこ、とか

大変なとこ第1弾!などと説明もらいつつ

木で階段がつくってあるとこや、楽しい岩場をあがります。

ロープがはってあるとこも何箇所か。はしごらしきものがあるとこも。

思うに、今日は地面を歩くより、

木の上、根の上、岩の上、そんなとこをたどってることが多いみたい。

これ、のぼるはよいけど、おりられるかしら、なんて思いつつ。

ちょっと楽しい。

水の中の岩をたどっていくようなところは、

片足でバランスとるほうがむつかしいから

トントンといきおいつけていったほうがいいと言われ

「は〜い」とまねする。

「翁杉」発見、

*翁杉*

 

なかにも入れる切り株「ウィルソン株」に出逢い、

なかのほこらに無事を祈り、

 

*ウィルソン株。おおきいでしょ〜。*

 

*(左)ウィルソン株の中。住めそうです。/(右)中から上を見上げると*

 

横から見るとガッツポーズしてる「大王杉」にごあいさつして

*大王杉*

 

2本の杉が手をつないでいる「夫婦杉」をこえ、

*夫婦杉*

 

「縄文杉」の手前にたどりつく。

名前がないけど、大きい木もあった。手で触れて、パワーをもらう。

水場もあったな〜。冷たくておいしい。

お猿さんにも会いました!なんかザワザワってしてるな〜って思ってたら!
高い木の上に、いる!またいる!いっぱいいる!
グループでの登場でした。

「サルがいる下には鹿がいるもの」とのガイドさんの声に

ふと下を見ると、ほんとに鹿発見!
すご〜い。なんだかステキな一瞬でした。

ほかにも九州で4番目の翁岳や、もっと高い永田岳などがのぞめるポイント教えてもらったり。

ガイドさん仲間が足場をよくするのに、岩をおくように作業してくれてたりするところにであったりもしました。

階段組んだりもガイドさんがされるらしい。

この階段も微妙な感じで、足、半分くらいしかのらないの。

意外に地上高くつくられている階段もあり、

たまに、帰り、疲れてぼーっとしてて階段から落ちる人もいるらしい。

どこかで渡してある板からおちて、ねんざしておぶわれておりたひともいるらしい。

 

さて、縄文杉手前にてお昼ごはんで〜す。<11:10>

ガイドさんのリュックからはいろんなものがでてくる。

シートもでてくる。

水もでてくる。

コーヒー、紅茶、ココア・・なんでもでてくる。

山上でのあったかいコーヒーはとっても嬉しかった!

ここにいると、のぼってくる人の疲れた顔がよく見える。

もうすぐですよ〜などといわれると、

急に明るくなるんです。おもしろい。気持ちはよくわかります。

 

リュックはおいたまま、縄文杉へとむかいます。

ついに到着〜。

縄文杉との出逢い!

推定年齢7200年。数字がおっきすぎてよくわからないけど、

とにかくずっとずっとここに存在してたんだな〜と思うと、

とてつもなく大きななにかに思われます。

しばらくぼ〜っとご対面していました。

  

*縄文杉。写真じゃ伝わらないね〜なんてしゃべりつつ。おっきい。*

*なんだか顔のようにも見えて不思議です。どっしりとそこに在るんです。*

 

ここで、なにかのひょうしに「ほんまやね〜」なんて

コトバを発した私に、ガイドさんのお仲間のガイドさん、

「関西人まるわかりやね〜」とかなんとかおっしゃる。

京都の方なのですって。

「タイガースどうなるやろね〜」なんて会話する。

縄文杉の前でタイガースの話になるとは思っていませんでした。

関西人な展開で、おもしろかった。

 

さて、ここからわたしたちのグループのあらたなたたかいがはじまるのでした。

のぼってくる途中で、ひざが痛くなりはじめた母娘ペアのお母さん。

「おいていってください。あとからいきます。」とおっしゃったときもあったのだけど、

一緒にいきましょう、無事にのぼって夜はビールで乾杯しましょう

ということで、荷物をガイドさんに託し、

なんとかがんばってあがってこられたのです。

でもここにきて、かなり具合が悪くなられた様子。

さきに縄文杉をはなれ、荷物のところへ戻られる姿も痛々しく、

上から見ていたガイドさん、

「行って薬ぬってきます。10分になったらおりてきて。」と追っかけていかれる。

心配しつつも、縄文杉との出逢いを堪能した私たち、

時間になって戻ってみると、すでにお母様は先行されたとか。

ここで薬ぬって、ひざにサポーターして、杖をかりての出発だったらしい。

この日、下の落石道路は、5時30分でシャットアウトされてしまいます。

なにがなんでもそれまでにおりなければならないのです。

 

私たちも出発。少しするとお母様においつきました。

そこからは、私たちが先にゆくことに。「遊びながらゆっくりいって、水場で待ってて。」

なんて指示をもらって、「は〜い」と出発。

ガイドさんはお母様につくことに。

たまたま先頭にいた私は、あれ〜こっちだっけ、あっちだっけなど、

みなさまと相談しつつ、おりはじめる。

心配した岩場は、降りるの、とっても楽しかった。

ここ説明してもらったとこですよね〜などと、わいわいしつつ水場へ。

しばらくのんびり遊んでいると、無事、後続組も到着。ほっとする。

*水場より*

 

*水場近くで、待ってる間遊んでたら、こんなもの発見。*

*「怪獣?」って思ってみてたら、「鳥みたいでしょ?」とよそのガイドさん。*

 

次の待ち合わせ場所はウィルソン株。

ふと振り向いたところで、あ!Kちゃんが!大丈夫〜??

Kちゃんたおれる。なんとも上手なところ、やわらかい土の上にこけたので、大事にいたらず。

手とか痛々しかったけどね!靴のひもがひっかかたのですって。ほんとに橋でこけなくてよかった!

そんなこんなでウィルソン株に到着。

無事のぼれました〜とほこらに報告したりして、

遊んでいると、わ〜!すご〜い!

お母様をおぶってガイドさん、おりてこられる。

*ガイドさんの勇姿*

 

娘さんは自分の荷物にお母様の荷物もつめ、

さらにガイドさんの荷物もかついで、前後リュックであらわれた。

ガイドさん言ってらしたんです。のぼりのときから。

今日はひょっとしたら、奥儀を披露することになるかもと。

これですね〜。拍手ものでした。ほかのグループの方も注目でした。

さらしのような布をひもにして、それを結んで支えてるんですね。

お母様はひざをあげるように指示されていたようです。

ちょうどガイドさんのお仲間ガイドさんがいらっしゃったので、

ガイドさんのリュックは引き受けてもらえる。

ガイドさん、自分だけなら4時間で往復できるそうだけど、

おぶってもスペシャル早いようなので、とりあえず先に出発する私たち。

先頭にいる私はひとつ岩場を降りるとうしろを振り向き、もうガイドさんみえるかしらと確認する。

少しすると見えてきた!「見えてきましたよ〜。」みんなに報告。

もう少しいって振り向く。「近づいてきましたよ〜。」

さらにいって振り向く。「せまってきましたよ〜。よけましょう!」

ということで、ガイドさんは素晴らしい速度で私たちを追い抜いていきました。

その迷いのない足どりを少々まねしておっかけてみて、うしろを振り向くと、

うしろといっぱい離れていました。やっぱり早いのね・・。

遠くからだんだん大きくせまってきて・・・ちょっとすばらしい光景でした。

なんてことしつつ、トロッコ道へとたどりつきます。<14:00>

ここからはガイドさんが「うしろからつっついても歩いてもらう」と宣言していたとおり、

ガイドさんをうしろにしたがえて、いえ、うしろからみはられて、お母様は歩くことに。

私たちは、5人で先行します。

ちゃんとショートカットな道も発見してくれた方がいて、

次のポイントの三代杉ってどのへんだっけ?などとあちこち見つつ進みます。

三代杉に到着して、時間があるので、後ろのほうにまわりこんでみたりしていると、

「もののけ姫」な光景も楽しむことができました。

  

*おまけ写真。かすみがかかって、まるで森の妖精??・・言ってみただけです*

 

さぁ次へゆくぞ〜と歩きはじめてふと見ると、

「鹿!いた!」3頭もいるんです〜。わ〜近くで会えて嬉しい〜。

すぐ先で、さらに2頭発見!子鹿かな〜。かわいい。

写真とってみると、ぺこっとおじぎ・・したように見えた。

*おじぎしてくれたコ*

 

かわいい。このあたりの鹿は写真も平気らしく、悠然と食べてます。

「あとは猿だね〜」なんて言ってると、ちゃんとこのあと、出会えました。満足。

*さてこの写真、どこかにお猿が。私にしかわかりません;*

 

集落跡で、お母様とも再会。がんばって歩いてらっしゃる。

私たちは川べりにおりてしばし遊んでからお母様&ガイドさんをおっかける。

 

*こ〜んなとこで遊んでました。*

 

お2人、トロッコがきたらのせてもらおう!とのもくろみははずれたようだけど、

がんばって歩いてらしたので、私たちも追いつくまで意外とかかる。

「ついたら整理運動しといて」といわれ、追い越して歩きつづけ、

登山口とうちゃ〜く!<16:30>

お疲れさまでした!

*一緒にがんばったみんなで!*

 

整理運動して、合流したガイドさんにお茶もいただいて、帰途につく。<17:00>

みな無事でよかった!

時間も大丈夫でよかった!

車でおりるあいだにも、鹿にもサルにもであいました。

車の中ですっかり眠ってしまいました。
同じところに泊まっていたので、食事の時間を一緒にして、

テーブルは離れてたけどみんなで「乾杯!」
カラダは少々ヨロヨロとしてたけど、ほんとに気持ちのよい夜でした。

 

10月22日 〜さよなら〜 

朝ごはん食べにゆくと、昨日のみなさんと一緒になる。

昨日おぶわれた体験談などもいっぱい。

おぶわれるのはかなりこわかったらしい。

トレーニングしてくるようにとだいぶおこられたらしい。

歩くのはやってらっしゃったらしいのだけど、階段トレーニングもしてくるようにと。

そんなこんなで、別れをつげ、それぞれのたびを続ける私たち。

私たちは、レンタカー屋さんに迎えにきてもらって、

いよいよおそろしき私の運転がはじまりま〜す。

助手席に勇気あるKちゃん!

なれない車、なれない道ゆえ、緊張しつつ、そろそろと動きだす。

が、もうそんなこと言ってられないくらい

迷子になってUターンしてといろいろでした。

正確には迷子になってないとこでも、標識の少なさに

間違ったと思い、引き返し、違う道に入り込み、

ここはどこ??なんて状態におちいったりしたのち、

親切なおじちゃまたちに教えてもらってもさらに間違えたのち、

なんとか目的地の「千尋の滝」にたどりついたのでした。

なんかね、標識少ないんですよね。

で、タイミングがちがうんですよね。

聞く人のいないような山道だったりするし。

いったいこの道はどこへ続いているの〜??と何度思ったことか。

「千尋の滝」は少し水は少なめだったけど、見ごたえはありでした。

 

*(左)千尋の滝/(右)滝近くの展望台から*

 

ここはモッチョム岳の入り口もあるようで、山男な方々にであったくらいで、

あとは貸切に近かった。

滝への山道ではしっかりと行きも帰りもお猿さんに出逢いました。

行きは3〜4匹、帰りはもっと増えていて、道のまんなかとかにどてっと座ってるんですよね。

車から「お願い。通してよ〜。」とお願いしていると、「しゃ〜ないな〜。ちょっとだけよけたげるワ。」

って感じで、ゆ〜ったり、ちょっとだけよってくれるんですよね。

ちょっとだけだけど;お猿さんの世界にお邪魔させていただきました、みたいな私たちでした。

時間があったので、お昼をと入ったおすしやさんは、

妙に元気なところ。その元気さに負け、おうどんのつもりがおすしをいただくことになる。

そして埠頭へ。

あ〜屋久島ともさよなら。寂しいな〜。

あ、昨日、山でであったご夫婦がいらっしゃる。

奥さんのほうが足が痛いみたいで、ゆっくり降りるのを、ご主人が

はげましはげまし、降りてらした。

登山口までたどりついたところで、

「よくがんばったね!!」っておおいに奥さんをほめてらっしゃったのが印象に

残っているご夫婦。船でも仲良さそうでした。

種が島経由で鹿児島についた私たち。ふたたび桜島とのご対面。

バスをのりついで空港へいくはずが、また別のご夫婦ともどもタクシーの運転手さんにつかまり、

結局、4人で鹿児島観光となる。

このご夫婦も、実は山でであっています。河原で気持ちよさそうにしてらしたご夫婦。

千尋の滝のちょっと手前でも車ですれちがってまた一緒。なんだかご縁があります。

京都からこられてて、屋久島4泊、雲水峡いって、カヌーも体験、そして縄文杉登山と、

アクティブなご夫婦です。

ということで、高台からの景色を楽しみ、西郷どんの銅像をいっぱい見て、

運転手さんおすすめのおまんじゅうをいただいて、無事空港へ。

 

*桜島をのぞむ。1日目はもっとくっきりだったんだけど;*

 

  

*西郷どんがいっぱい*

 

サービス精神いっぱいの運転手さんゆえ、私たちは、いつ空港へつくのかしらと

少々心配しつつの鹿児島観光でした。

屋久島で買ったという、くだものをおすそわけしてもらって、機上のひととなる。

夜景を見つつ、あ〜たびの終わりでございまする。

 

●おまけ●

縄文杉登山、最高年齢は91歳の方。

そして最小年齢はなんと3歳の子供ちゃんらしい。

さすがに手と足の長さがたりないところは、人から人へと渡されていたみたいだけど、

けっこう自分でもがんばって歩いてたのですって。

●おまけその2●

ガイドさん、実は二日酔いだったらしい。

記憶のないあいだに、ひざもうったらしくちょっと痛い、

なんて言いつつ、大活躍。

とっても安心の山登りでした。

●晴れ女?●

雨いっぱいだと聞いていた屋久島。

私たちがいた間は、不思議なほど降りませんでした。

私はどっちかというと雨女なはず。

Kちゃんは晴れ女。

おんぶ体験されたお母様も晴れ女らしい。

ガイドさんにそう言うと、

「6月にきてください。それで晴れたら認めます。」と言われたそうな。

 

 

 

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