文楽ってなぁに?〜本で、ネットで〜

 

 

 

このあと、私の「文楽ってなあに?」の時期がはじまるのである。

 

そもそも文楽を観たことあるかどうかもわからない私ゆえ、

「文楽ってどんなん?」というギモンはもちろんだったのだけど、

とりあえずは、人形よりヒトに興味がでてきた私。

図書館で、「師匠ってどんな方?」「人形遣いって?」というところからはじめてみる。

けどね、文楽に関する本って、ほんとに少ないのです。

お!この頃の私のメモにこんなの発見!

「文楽ってかっこいい若手とかいないのかなぁ。

おじさんが難しい顔してやってる写真ばっかり。」

・・・お許しくださいませ〜。

 

図書館の次は、ネット。

 

ここで私はひとつ大きな出逢いをすることになるのです。

 

オーディションを受けて10日後。

文楽の三味線さんのページを発見した私。

 

「・・・今度、はじめて国立文楽劇場へ行きます。

・・・あちこちのぞいているうちに八介さんのページを発見。

実際に出ていらっしゃる方のホームページって、いいですね。・・・

能勢というところに、浄るりシアターというのがあるのをご存知ですか?

そこで、来年上演する人形浄るりの人形遣いのワークショップがあって、

参加させていただいてます。

まだはじまったばかりで、四苦八苦しながら、足と格闘しているところです。・・・」

と、はじめましてメールを送ってみました。

 

そしたらお返事が!

「能勢の浄瑠璃シアターへは私も行ったことがあります。

・・・たぶん地方巡業の公演だったと思います。・・・」

 

ふたたび私より。

「・・・私は1回目の実技の講習を終えたとき、

本当に大変なものに手を出してしまったと思ったんです。

オーディションがあって、そのときに、人形を初めてもって、

「歩いて出てきて、座って挨拶して、走って入る」という課題と

「1分間、人形を持って、とにかく何かする」という自由課題などがあったのですが、

1分間の方は自分でもいったい何をやったのか、覚えていない状態、

思い出さない方が幸せ、というくらい何もできなかったように思います。

来年6月に本当にまにあうのだろうかと、先生方も実のところ

深刻に悩んでいらっしゃるのじゃないかと思います。

 

・・・2日間続けて、実技の講習があったのですが、先生方は泊りだということで、

夜の講習の他に、昼間練習する人がいるなら、みてくださるとのことで、

私も行ったのですが、そのときなんて、ほとんどマンツーマン状態で教えていただいたんです!

ひたすら歩くことを1時間くらいやってたんですが、・・・

手首の使い方だとか、ずいぶんお世話になりました。

さらに、3週間ほどこれないからということで、人形を遣ってるところを

ビデオにとっておいていってくださってるんで、本当にありがたいことだと思っています。・・・」

 

ここから、八介さんには、はじめて文楽劇場で文楽を観たこととか、

お稽古のこととか、ずいぶんお話を聞いていただきました。

兄弟子にあたる方が作曲された作品ということもあり、

デビュー公演のときには、能勢にきてくださいました。

一度、師匠に直接紹介していただいたあと、文楽劇場に仕事で入るようになってからは、

放送室にも遊びにきてくださいましたし、床で三味線ひいてらっしゃるときは、少しこわそうでもあるけれど、

出会うと「よ!」という感じで、私に元気を与えてくださった方でした・・。

でも・・・今はもう話を聞いていただくことはかないません。

しばらく休演されて、そのまま・・・。

そのとき、文楽は東京公演中だったのだけれど、師匠が知らせてくださったので、

最後のお見送りにいかせていただきました。

放送室にこられたとき、ある大夫さんが亡くなられたて間がない時期で、

つらそうにされていたこと思い出します。

もっともっとお話ししたかった。

 

 

4月に入り、シアターにビデオをダビングしてもらいにいって、楽屋で足、ツメの自主稽古。

「能勢の浄瑠璃」というお話を聞いたときもありました。

師匠方も4月公演の休演日にお稽古にきてくださって。

ふたたび何人かで自主稽古してみたり。

お稽古したいっていったら、当時は楽屋あいてるとき貸してくださってたみたい。

 

次回は、はじめての文楽劇場体験です!

 

 

 

 

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